盲目滅法めくらめつぽう)” の例文
恁麽こんな風に、彼は一時間半か二時間の間、盲目滅法めくらめつぽう驅けずり𢌞つて居たが、其間に醉が全然すつかり醒めて了つて、ゆるんだと云つても零度近い夜風の寒さが、犇々と身に沁みる。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)