“悔悛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいしゅん71.4%
くいあらた14.3%
くわいしゆん14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長い間の悔悛かいしゅんと克己との後、みごとにはじめられた贖罪しょくざいの生活の最中に、かくも恐ろしき事情に直面しても少しも躊躇ちゅうちょすることなく
U氏がコンナ事でYをゆるすような口吻くちぶりがあるのが私には歯痒はがゆかった。Yは果してU氏の思うように腹の底から悔悛くいあらためたであろう乎。
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
「君は悔悛くわいしゆんして勉強したと見えて、いゝ成績だつた」と、初めてこぼれるやうな親しみの笑顔を見せた。私は狂喜した。かうした機会から川島先生の私への信用はにはかに改まつた。
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)