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悔悛
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かいしゅん
ふりがな文庫
“
悔悛
(
かいしゅん
)” の例文
長い間の
悔悛
(
かいしゅん
)
と克己との後、みごとにはじめられた
贖罪
(
しょくざい
)
の生活の最中に、かくも恐ろしき事情に直面しても少しも
躊躇
(
ちゅうちょ
)
することなく
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
胸中すでに成竹ある千々岩は、さらに山木を語らいて、時々川島家に行きては、その模様を探らせ、かつは自己——千々岩はいたく
悔悛
(
かいしゅん
)
覚悟
(
かくご
)
せる由をほのめかしつ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
いわゆる、
悔悛
(
かいしゅん
)
の情云々——そういったところだったに違いない。自分はその二三句をここに引いてみよう。自分としては非常に
忸怩
(
じくじ
)
とした、冷汗を
催
(
もよお
)
される感じなんだが。
死児を産む
(新字新仮名)
/
葛西善蔵
(著)
悔悛
(
かいしゅん
)
の情じゅうぶんと見破ったところから、お手当にすべきところを特に見のがして慈悲をたれてやった
掏摸
(
すり
)
の名手のあのくし巻きお由が、まる一カ年ぶりでいっそうのあだめいた姿とともに
右門捕物帖:18 明月一夜騒動
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
U氏はYの
悔悛
(
かいしゅん
)
に多少の同情を寄せていたが、それには違いなくても主人なり恩師なりの眼を
掠
(
かす
)
めてその最愛の夫人の道ならぬ遊戯のオモチャになったYの破廉恥を私は憤らずにはいられなかった。
三十年前の島田沼南
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
▼ もっと見る
彼の全生涯は無益なものとなり、彼のあらゆる
悔悛
(
かいしゅん
)
は失われ、ただ「何の役に立とうぞ?」と言うのほかはなかったであろう。彼はあの司教がそこにいるように感じた。
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
私がなした
悔悛
(
かいしゅん
)
と私が立ち戻った善行とにはついに多少の幸福が伴ったということを言い得んがためだ! 先刻、あの善良な司祭の所にはいってゆき、聴罪師に向かってするように彼にすべてを語り
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
“悔悛”の意味
《名詞》
悔悛(かいしゅん)
前非を悔いて、改めること。
(出典:Wiktionary)
悔
常用漢字
中学
部首:⼼
9画
悛
漢検1級
部首:⼼
10画
“悔”で始まる語句
悔
悔悟
悔恨
悔改
悔行
悔状
悔寤
悔涙