“くいあらた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
悔改66.7%
悔悛33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これに於て悔悟する。即ち宗教家のいわゆる悔改くいあらためである。悔改めの結果は必ずまた神に救われて、其処そこに真の天国が地上に示現する。
永久平和の先決問題 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
すなわち同一の罪を重ねざらしめんがためのいましめである。さればこれ愛のむちである。故にもし彼にして一度悔改くいあらためんか、その禍は取除かれ、その上なお神の保護と愛抱は豊かに下るのである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
怨嗟えんさの声天下に満ちていた頃であったから、もはや悔改くいあらための期熟せりと見たものであったろう。人を殺すを嗜まずとは、これを今日の語に換言すれば即ち人道である、正義である。
永久平和の先決問題 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
U氏がコンナ事でYをゆるすような口吻くちぶりがあるのが私には歯痒はがゆかった。Yは果してU氏の思うように腹の底から悔悛くいあらためたであろう乎。
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
あまつさえ自分に罪を犯した不義者を心から悔悛くいあらためさせるための修養書を買って与えたという沼南の大雅量は普通人には真似まねても出来ない襟度きんどだと心から嘆服した。
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)