悔改くいあらた)” の例文
これに於て悔悟する。即ち宗教家のいわゆる悔改くいあらためである。悔改めの結果は必ずまた神に救われて、其処そこに真の天国が地上に示現する。
永久平和の先決問題 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
すなわち同一の罪を重ねざらしめんがためのいましめである。さればこれ愛のむちである。故にもし彼にして一度悔改くいあらためんか、その禍は取除かれ、その上なお神の保護と愛抱は豊かに下るのである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
怨嗟えんさの声天下に満ちていた頃であったから、もはや悔改くいあらための期熟せりと見たものであったろう。人を殺すを嗜まずとは、これを今日の語に換言すれば即ち人道である、正義である。
永久平和の先決問題 (新字新仮名) / 大隈重信(著)