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歯痒
ふりがな文庫
“歯痒”のいろいろな読み方と例文
旧字:
齒痒
読み方
割合
はがゆ
93.8%
はが
6.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はがゆ
(逆引き)
疾風
(
しっぷう
)
のごとく飛んで行く八五郎、その忠実な後ろ姿を見送ってどうして今まで手を抜いていたか、平次は自分ながら
歯痒
(
はがゆ
)
い心持でした。
銭形平次捕物控:115 二階の娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
U氏がコンナ事でYを
免
(
ゆる
)
すような
口吻
(
くちぶり
)
があるのが私には
歯痒
(
はがゆ
)
かった。Yは果してU氏の思うように腹の底から
悔悛
(
くいあらた
)
めたであろう乎。
三十年前の島田沼南
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
歯痒(はがゆ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
はが
(逆引き)
むす子のこんなことすら頼母しがるお嬢さん育ちの甘味の去らない母親を、むす子はふだんいじらしいとは思いながら、一層
歯痒
(
はが
)
ゆがっていた。
母子叙情
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
その代り、妻が小心で正直すぎるために、清吉は、
他人
(
ひと
)
から損をかけられたり儲けられる時に、儲けそこなって
歯痒
(
はが
)
ゆく思ったりすることがたび/\あった。
窃む女
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
歯痒(はが)の例文をもっと
(6作品)
見る
歯
常用漢字
小3
部首:⽌
12画
痒
漢検1級
部首:⽧
11画
“歯”で始まる語句
歯
歯牙
歯噛
歯齦
歯朶
歯軋
歯並
歯咬
歯切
歯磨
“歯痒”のふりがなが多い著者
中里介山
徳田秋声
谷崎潤一郎
佐々木邦
内田魯庵
槙本楠郎
甲賀三郎
夏目漱石
高浜虚子
岡本かの子