“しゃっきょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
石橋60.0%
釈教40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最も重き習物「望月」「石橋しゃっきょう」までも相伝したのであったが、ここに困った事が一つ出来た。
梅津只円翁伝 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
たしなみがあったら、何とか石橋しゃっきょうでも口誦くちずさんだであろう、途中、目の下に細く白浪の糸を乱して崖に添って橋を架けた処がある、その崖には滝がかかって橋の下は淵になった所がある
遺稿:02 遺稿 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
物名や大歌所御歌などは後ではなくなったり、神祇じんぎ釈教しゃっきょうの部が立てられたりしたが、四季・恋・雑の三大部は『古今集』この方、勅撰集の根幹となった。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
また全体が理屈めきたる歌あり(釈教しゃっきょうの歌の類)これらはかえって言いようにて多少の趣味を添うべけれど
歌よみに与ふる書 (新字新仮名) / 正岡子規(著)