“桃園”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうえん50.0%
ももぞの25.0%
たうゑん12.5%
とうゑん12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
死後、玄徳がまだ生きておられたら如何いかが? 孤主こしゅにそむき、桃園とうえんのちかいを破ることに相なろう。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
前々将軍家時代から久しく営裡えいりに権勢をふるッていましたが、お代がわり以来、風向きがよくないので、早くも身を退く汐時しおどきと感じて、中野桃園ももぞのに隠邸をしつらえて、その日
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
陰慘いんさんたる修羅しゆら孤屋こをくくらべると、こゝはかへつて、唐土たうど桃園たうゑんかぜく。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かつ面白おもしろ人物じんぶつであるから交際かうさいして見給みたまへとふのでありました、これからわたしまた山田やまだ石橋いしばしとを引合ひきあはせて、桃園とうゑんむすんだかたちです
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)