“汐時”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しおどき94.4%
しほどき5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汐時しおどきさえ計っておけば、舟は殆んど同じところを動くことはない。読み飽きれば帽子を顔にかぶせ、舟底へ横になって眠ってもいい。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
折ふし、小屋の木戸は、これから灯も入れ客も入れようとしていた汐時しおどきだった。だが今はそれどころか、降ッて湧いた椿事ちんじである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「丁度上げ汐時しほどきに出かけるから、佛像を洗ひかけた水には、何時でも鹽氣があつた」