“しほどき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
潮時85.7%
汐時14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
潮時しほどきを見て、平次はお勝手口から外へ出て見ました。もう眞夜中近いでせうか、木戸を押すと狹い路地で、その向うの黒く小さい家から、女の凄まじい啖呵たんかが闇に響くのです。
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
はゝさまに直樣すぐさまいでくださるやう、今朝けさよりのおるしみに、潮時しほどき午後ごゞ初産ういざんなれば旦那だんなとりめなくおさわぎなされて、お老人としよりなきいゑなれば混雜こんざつはなしにならず、いまいまでをとて
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「丁度上げ汐時しほどきに出かけるから、佛像を洗ひかけた水には、何時でも鹽氣があつた」