“汴城”の読み方と例文
読み方割合
べんじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徐寧じょねいは再拝してひきさがり、あとは班の各組頭に頼んで、ひとり汴城べんじょうの都門へ向って、金鎗を小脇に手馴れの馬を飛ばして帰った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
高俅こうきゅうは、禁門八十万軍の軍簿ぐんぼを検して、部班ぶはんの諸大将から、旗幟きしや騎歩兵を点呼するため、これを汴城べんじょうの大練兵場にあつめたが、その日、彼は
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「お。……ありゃあ花羅漢さま。武芸のほうじゃあ、たいしたお方でござんすよ。汴城べんじょう八十万の禁軍ご指南役の一人、林冲りんちゅうと仰っしゃるお武家で」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)