“軍簿”の読み方と例文
読み方割合
ぐんぼ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高俅こうきゅうは、禁門八十万軍の軍簿ぐんぼを検して、部班ぶはんの諸大将から、旗幟きしや騎歩兵を点呼するため、これを汴城べんじょうの大練兵場にあつめたが、その日、彼は
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがて、武者所の軍簿ぐんぼから、動員される外様大名の名が、端から読みあげられて行った。高時の兎耳うさぎみみも、赤くいて、はりつめた神経を、ぴんとみせる。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「兵全員の軍簿ぐんぼが調べあがりましたが」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)