“仕舞際”の読み方と例文
読み方割合
しまいぎわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君江はカッフェーの仕舞際しまいぎわ瑠璃子るりこという女給に市ヶ谷へ立寄って伝言ことづけをするように頼んだのである。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
目科は是だけ聞き「成るほど趣向はうまいけれど仕舞際しまいぎわに成て其方の心が暗み大失策を ...
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
その揺っている間は八畳座敷の中央で、どんな具合に揺れるか知らんとそれを味わいつつ座っていて、ただその仕舞際しまいぎわにチョット庭に出たら地震がすんだので、どうも呆気あっけない気がした。