“仕舞船”の読み方と例文
読み方割合
しまいぶね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「へい、実はよど仕舞船しまいぶねで、木村づつみへ着いたは四刻よつ頃でしたが、忘れ物をしたために、問屋で思わぬ暇をつぶしましたんで」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その儘の姿で一緒によどまで急いだ。ちょうど、夜の仕舞船しまいぶねに間にあって、三名は、とまかぶった。揺り起されたのはもう朝だった。予定よりもすこし早めに、萱野村の萱野七郎左衛門の邸へ着く。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)