“仕舞風呂”の読み方と例文
読み方割合
しまいぶろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
永い間の都会生活に比して、何んともいえず新鮮な心地がする。例えば大阪を仕舞風呂しまいぶろとすればこのあたりの空気は朝風呂の感じである。
楢重雑筆 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
「なに、入ることは入るんだよ。だがね……それもいつでも仕舞風呂しまいぶろさ、そして流しの戸口を閉めきって、誰もいない時にだけ入るんだから、まったく妙ちくりんじゃあないの」
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)