“仕舞湯”の読み方と例文
読み方割合
しまいゆ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが天にも地にもたった一人の身よりである、お八重やえという白痴の娘を連れて、仕舞湯しまいゆに入りに来たのであった。
いなか、の、じけん (新字新仮名) / 夢野久作(著)
いつも、こんな時には留守居役の老女中、お早婆さんが、居睡いねむり半分、仕舞湯しまいゆつかっているはずである。
仕舞湯しまいゆをつかった作が、浴衣ゆかたを引かけて出て来ると、うそうそ傍へ寄って来た。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)