“総仕舞”のいろいろな読み方と例文
旧字：總仕舞
読み方割合
そうじまい66.7%
そうじま33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一生を賭けての食道楽の総仕舞（そうじまい）に、人力の及ぶかぎり、世界の美味を集めて、日頃親しく御交際を賜っている、五人の方を限ってお招きした次第であります。
奇談クラブ〔戦後版〕：13 食魔 (新字新仮名) ／ 野村胡堂(著)
「ひとつ総仕舞（そうじまい）にして、花を飾らしてやらなければならん」
ノンシャラン道中記：04 南風吹かば　――モンテ・カルロの巻―― (新字新仮名) ／ 久生十蘭(著)
と絶対的な立場に立ち、大小の二剣を抜き払って、主人に対する忠誠——自分に対する潔白——侍一代の総仕舞（そうじま）いを、この雪の中と決めてかかっているのである。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)