“身仕舞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みじまい80.0%
みじまひ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから軽い身仕舞みじまいをして、すぐ表へ出た彼女は、寄道もせずに、通りから半丁ほど行った所にある、新らしい自動電話の箱の中に入った。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
櫛巻くしまき小柳こやなぎ帯の引っかけで、いけぞんざいな身仕舞みじまいなのが、お綱は、その人だけに気がひけた。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
このはなしは一どういちじるしき感動かんどうあたへました。なかには遁出にげだしたとりさへあり、年老としとつた一かさゝぎ用心深ようじんぶかくも身仕舞みじまひして、『うちかへらう、夜露よつゆ咽喉のどどくだ!』としました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)