“みじまい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
身仕舞33.3%
身化粧33.3%
化粧25.0%
靚飾8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
櫛巻くしまき小柳こやなぎ帯の引っかけで、いけぞんざいな身仕舞みじまいなのが、お綱は、その人だけに気がひけた。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それでも何よ、まだか、まだか、と立って見たり坐って見たり、何にも手につかないで、御覧なさい、身化粧みじまいをしたまんま、鏡台を始末する方角もないじゃありませんか。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
吉里は用事をつけてここ十日ばかり店を退いているのである。病気ではないが、頬にせが見えるのに、化粧みじまいをしないので、顔の生地は荒れ色は蒼白あおざめている。髪も櫛巻くしまきにしてきれも掛けずにいる。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)