“けしやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
化粧45.0%
化生30.0%
化性20.0%
假粧5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うかゞへば女の化粧けしやうする動靜やうすなり何心なくのぞこめば年の頃は十八九の娘の容色きりやうすぐれ美麗うつくしきが服紗ふくさより一ツの金包かねつゝみを取出し中より四五りやうわけて紙に包み跡を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
必定幽靈いうれいか又は狐狸こりの類か惣内に化たるかが目には見分らず汝等は親子の事故目利めきゝ屹度きつと知れるで有う幽靈か又化生けしやうか何ぢや汝等が目には何と見えるコレ九郎兵衞ふか頭を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
闌秋らんしう化性けしやうしたる如き桔梗ききやう蜻蛉とんぼの眼球の如き野葡萄のぶだうの実、これらを束ねて地に引きゑたる間より、もみの木のひよろりと一際ひときは高く、色波の旋律を指揮する童子の如くに立てるが
霧の不二、月の不二 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
あしたにはポヽロの廣こうぢに出でゝ、競馬の準備こゝろがまへを觀、夕にはコルソオの大道をゆきかへりて、店々の窓にさらせる假粧けしやうの衣類をけみしつ。