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仕舞湯
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しまいゆ
ふりがな文庫
“
仕舞湯
(
しまいゆ
)” の例文
それが天にも地にもたった一人の身よりである、お
八重
(
やえ
)
という白痴の娘を連れて、
仕舞湯
(
しまいゆ
)
に入りに来たのであった。
いなか、の、じけん
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
いつも、こんな時には留守居役の老女中、お早婆さんが、
居睡
(
いねむ
)
り半分、
仕舞湯
(
しまいゆ
)
に
浸
(
つか
)
っているはずである。
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
仕舞湯
(
しまいゆ
)
をつかった作が、
浴衣
(
ゆかた
)
を引かけて出て来ると、うそうそ傍へ寄って来た。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
その晩も冬至の柚湯で
仕舞湯
(
しまいゆ
)
に近い濁った湯風呂の隅には、さんざん煮くたれた柚の白い実が腐った綿のように
穢
(
きたな
)
らしく浮いていた。わたしは気味悪そうにからだを縮めてはいっていた。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
仕
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
舞
常用漢字
中学
部首:⾇
15画
湯
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
“仕舞”で始まる語句
仕舞
仕舞屋
仕舞家
仕舞際
仕舞置
仕舞船
仕舞込
仕舞風呂
仕舞処
仕舞切