“るり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
瑠璃92.8%
琉璃5.4%
瑠璃鳥0.9%
竹林鳥0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
満潮になると、大鳥居も、朱塗りの玉垣も、瑠璃るり色を帯びて青白く光った。引潮になると、社前の白砂には霜が降りたようにみえた。
七宝は、金・銀・瑠璃るり硨磲しゃこ碼碯めのう珊瑚さんご琥珀こはくまたは、金・銀・琉璃るり頗棃はり車渠しゃこ・瑪瑙・金剛こんごうである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
黙つてろと親友の子の肩を押へた朴の木にほら瑠璃鳥るりが啼いてる
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
かつて語りけるは小鳥もいろいろ集めて見る時は日本在来のものは羽毛うもうの色皆渋しと。まことや鶯、繍眼児めじろひわ萵雀あおじの羽の緑なる、鳩、竹林鳥るりの紫なる皆何物にも譬へがたなき色なり。
一夕 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)