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琉璃
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るり
ふりがな文庫
“
琉璃
(
るり
)” の例文
金銀、
硨磲
(
しゃこ
)
、
瑪瑙
(
めのう
)
、
琉璃
(
るり
)
、
閻浮檀金
(
えんぶだごん
)
、の属を挙げて、ことごとく退屈の
眸
(
ひとみ
)
を見張らして、疲れたる頭を
我破
(
がば
)
と
跳
(
は
)
ね起させるために光るのである。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
七宝は、金・銀・
瑠璃
(
るり
)
・
硨磲
(
しゃこ
)
・
碼碯
(
めのう
)
・
珊瑚
(
さんご
)
・
琥珀
(
こはく
)
または、金・銀・
琉璃
(
るり
)
・
頗棃
(
はり
)
・
車渠
(
しゃこ
)
・瑪瑙・
金剛
(
こんごう
)
である。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
我心は景色に
撲
(
う
)
たれて夢みる如くなりぬ。忽ち海の我前に横はるに逢ひぬ。われは始て海を見つるなり、始て地中海を見つるなり。水は天に連りて一色の
琉璃
(
るり
)
をなせり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
ここは
四方
(
よも
)
の壁に造付けたる白石の棚に、
代々
(
よよ
)
の君が美術に志ありてあつめたまひぬる国々のおほ花瓶、かぞふる指いとなきまで並べたるが、
乳
(
ち
)
の如く白き、
琉璃
(
るり
)
の如く
碧
(
あお
)
き
文づかひ
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
其蒼天へ向いてすつと延びた
樅
(
もみ
)
の木がある。根の生え際が小屋の屋根からではずつと上にあるので猶更に延びて見える。梢で小鳥が啼き出した。美音である。何だと聞いたら爺さんが
琉璃
(
るり
)
だといつた。
炭焼のむすめ
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
ここは
四方
(
よも
)
の壁に造りつけたる白石の
棚
(
たな
)
に、代々の君が美術に志ありてあつめたまいぬる国々のおお
花瓶
(
はながめ
)
、かぞうる指いとなきまで並べたるが、
乳
(
ち
)
のごとく白き、
琉璃
(
るり
)
のごとく
碧
(
あお
)
き
文づかい
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
琉
漢検準1級
部首:⽟
11画
璃
常用漢字
中学
部首:⽟
14画
“琉璃”で始まる語句
琉璃廠
琉璃色