“のぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ノギ
語句割合
38.7%
乃木35.5%
能義12.9%
6.5%
野木3.2%
3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すなわちその一つは Lolium perenne L. で俗に Rye-Grass といい、ホソムギの和名があり、その花にはのぎがない。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
すなわちこれらの地においては郷名として特に名家の姓を採用したことあたかも大連の児玉こだま町・乃木のぎ町と同じである。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
今一つの一鍬田は出雲能義のぎ飯梨いいなし村大字植田字西谷の小字に存する。これは小字だから地形と対照することは容易だろう。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「でも、この秋という字がわたしはすこし気に入らん。のぎへんがくずして書いてあって、それにつくりがかめでしょう。」
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
さこそはひと野木のぎ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
野木のぎ古巣ふるすのおもひでに
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
かれ諸の魚ども白さく、「このごろ赤海鯽魚たひぞ、のみとのぎ一四ありて、物え食はずと愁へ言へる。かれかならずこれが取りつらむ」