“巽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たつみ91.9%
そん5.4%
たつみの2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
洛内四十八ヵ所の篝屋かがりやの火も、つねより明々と辻を照らし、淡い夜靄よもやをこめたたつみの空には、羅生門のいらかが、夢のように浮いて見えた。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
漢の焦延寿の『易林』にそん鶏と為すとあれば、そんけいは巽鶏そんけいだ、けいの字音にって蛙をケイと読み損じて、たつみの方の三足の蛙と誤伝したのである。
たつみの公園内にござ候記念碑の銅像を以て祭の中心といたし、ここを式場にあて候。
凱旋祭 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)