“巽屋”の読み方と例文
読み方割合
たつみや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見ると、炎の巽屋たつみやの屋根から、ツツツツと細い火の柱が無数に空へつきぬけた。凄まじい爆音は絶えまなく空に裂ける! そして、ぱあと空いちめんが花火になった。
銀河まつり (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あ……あの蝋燭だ。巽屋たつみやにゃ世話になったのに、悪いことをしてしまったな」
銀河まつり (新字新仮名) / 吉川英治(著)
巽屋たつみやという茶屋の二階に、彼の顔が頬杖をついていた。
銀河まつり (新字新仮名) / 吉川英治(著)