巽屋たつみや)” の例文
見ると、炎の巽屋たつみやの屋根から、ツツツツと細い火の柱が無数に空へつきぬけた。凄まじい爆音は絶えまなく空に裂ける! そして、ぱあと空いちめんが花火になった。
銀河まつり (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あ……あの蝋燭だ。巽屋たつみやにゃ世話になったのに、悪いことをしてしまったな」
銀河まつり (新字新仮名) / 吉川英治(著)
巽屋たつみやという茶屋の二階に、彼の顔が頬杖をついていた。
銀河まつり (新字新仮名) / 吉川英治(著)