“ござ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
茣蓙34.1%
御座30.4%
15.0%
8.9%
御坐2.7%
御在1.4%
1.4%
呉蓙1.0%
茣座1.0%
胡蓙0.7%
呉座0.7%
藺席0.3%
胡座0.3%
臥席0.3%
0.3%
0.3%
蓆筵0.3%
蓆莚0.3%
0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、その時に行幸を拝ませようということなんだろうが、土地の八十以上とかの老人たちが、茣蓙を敷いた上に並んでいるんだ。
私は隠居ではない (新字新仮名) / 吉田茂(著)
私の父も見たともうしました。するとその母親が、息子が留守だと思って馬鹿にすると、大変のなかから怒ったそうで御座いました。
人魂火 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
図210は蔓のあるの形をしている。葉及び昆虫の翅のような平な面は、編みで出来ているが、他の細部はみな本当の籠細工である。
先生少しも御承知ないから、么麼も此頃の小説は千篇一律で詰りませんナ、女郎文学でる、心中文学で厶ると欺騙して引退るだけだ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
むもの、野にむもの、は四十八と称しとかや、僕のも豈夫調あり、御坐います調あり、愚痴ありのろけあり花ならば色々ならば様々
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
至極孝心深き者で、父にえて平生は云々、又その病中の看病は云々、私は現在ソレを見て居ます、この孝行者にこの不忠を犯すはない、れにて悪い根性の者では御在ません
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
旅館の主人、馬を勧め、剛力を勧め、を勧め、編笠を勤む、皆之をく、この極楽の山、一本の金剛杖にて足れりと広舌して、朝まだき裾野をく。
霧の不二、月の不二 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
前甲板に呉蓙を敷いて天幕の張つてある處に座をとつて私はそこから四方を顧望してゐた。
湖光島影:琵琶湖めぐり (旧字旧仮名) / 近松秋江(著)
上はほんの二た坪ほどの簾子張ですが、夏はこゝで茣座を敷いて凉みも出來、兩國の川開きには、こゝへ一銚子持ち込んで、遠い花火を眺められないこともありません。
平吉は傍の長櫃の上に重ねた蒲団の一枚をった。お高は渋紙包を持ってち、それを傍の具足櫃の上へおいた。平吉はそこで蒲団の萌黄の裏を上にして胡蓙の上へ敷いた。
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
先ず縁側呉座を敷いた。四畳半へは毛布を敷いた。そして真中に食卓をえた。長火鉢は台所へ運んで、お袋と姉とは台所へ退却した。そして境界に葭戸を立てた。
深川の散歩 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
あくる朝、友の強ゐてむるをさま/″\に言ひ解きてる。旅の衣を着け、草鞋穿ち、藺席ればまた依然として昨日の乞食書生なり。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
われは身に一枚の藺席を纏ひ、しほたれたる白地の浴衣を着、脚には脚絆穿たず、には帽子をも戴かず、背には下婢の宿下りとも言ひつべき丸き一箇の風呂敷包を十文字に背負ひて
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
上へ胡座やらおもちやの茶道具を運ぶやらすつかり来客の仕度をして待つて居り升た。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
波止場に入りし時、翁は夢みるごときまなざしして問屋燈火、影長く水にゆらぐを見たり。舟ぎおわれば臥席きてに抱き櫓を肩にして岸にりぬ。
源おじ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
黒い眼鏡をかけ、看病夫に手をひかれて長い廊下をそろ/\とあるいて來、房へ入ると彼はそこのの上に兩手をついて崩れるやうに膝を折つた。
盲目 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
「いや。だが、何でもないことに、すぐ驚きますね。」と答へて、彼は、外套を脱いで、扉に掛けると、這入つたときに亂した素氣なくの方へ押しやり、足踏みをして長靴の雪を拂つた。
それを部屋の真中にして、早速舟を漕ぐ真似を始めた。麻の夏蒲団は蓆筵の代りに成つた。小さな畳の上の船頭は団扇掛に長い尺度ひ着けて、それでの形を造つた。
出発 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
団扇掛に長い尺度の結び着けたのがの代りになり、蒲団が舟の中の蓆莚になり、畳の上は小さな船頭の舟ぐ場所となって
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
カンテラをしたの上に坐って調子もカンも合わない「一ツとや」を一晩中休みなしに弾いていた。
伝通院 (新字新仮名) / 永井荷風(著)