“剛力”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごうりき90.0%
がうりき10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、追いまくした十二人の裏切り武士ぶし、そのなかでも剛力ごうりきをほこる神保大吉じんぼうだいきちは、九しゃくの槍をしごいて、咲耶子のまえへけまわった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いまひとり加藤主税ちからというは溝口みぞぐち派で、有名な道場荒し、江戸中に響いていた達者で剛力ごうりきです。
旅館の主人、馬を勧め、剛力がうりきを勧め、ござを勧め、編笠あみがさを勤む、皆之をしりぞく、この極楽の山、たゞ一本の金剛杖こんがうづゑにて足れりと広舌くわうぜつして、朝まだき裾野をく。
霧の不二、月の不二 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)