御坐ござ)” の例文
サア、みな水兵ものどもた/\、大佐閣下たいさかくかのおかへりだよ、それに、めづらしい賓人おきやくさんと、可愛かあいらしい少年せうねんとが御坐ござつた、はや御挨拶ごあいさつまうせ/\。
むもの、野にむもの、しぎは四十八ひんと称しそろとかや、僕のも豈夫あにそ調てうあり、御坐ございます調てうあり、愚痴ぐちありのろけあり花ならば色々いろ/\あくたならば様々さま/″\
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
何しろ此言葉には充分の力ありて倉子の心を打砕きし者とも云う可く、れ面色を灰の如くにし「うしたら御坐ございましょう所天おっとは本統に気が違ッて仕舞いました」
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
はあわたしはまだお名前なまへうけたまはりませんでしたといふ、うそをいふとぼんるに㷔魔樣ゑんまさまへおまいりが出來できまいぞとわらへば、れだとつて貴君あなた今日けふにかゝつたばかりでは御坐ござりませんか
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
院長殿ゐんちやうどの、とう/\發狂はつきやう御坐ござつたわい。』と、ハヾトフは別室べつしつながらのはなし
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
さうネ、それでも此金貨はわたくしのすきな様につかつてよう御坐ござい升か?
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
わたくしが子ープルスのいへかへつて、なみだながらに良人をつと濱島はまじま再會さいくわいしたときには、弦月丸げんげつまる沈沒ちんぼつうわさ大層たいそうでした。何事なにごと天命てんめいあきらめても、本當ほんたうかなしう御坐ござんしたよ。
かへて八重やへやおまへふことがあるはるにつきての花鳥はなどりくらべてなにきぞさてかはつたおたづそれ心々こゝろ/″\でも御坐ございませうが歸鴈きがんあはれにぞんじられますりとてはなことぞみやこはる
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
院長殿いんちょうどの、とうとう発狂はっきょう御坐ござったわい。』と、ハバトフは別室べっしつながらのはなし
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
それでも遊撃手シヨルトストツプ位置ゐちたせたら本國ほんごく横濱よこはまのアマチユーア倶樂部くらぶ先生せんせいがたにはけぬつもり御坐ござる。
『はツ、拜承かしこまりまして御坐ござりまする。すぐ會計くわいけいまをしまして。』
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
なやましげにて子猫こねこのヂヤレるはもやらでにはながめて茫然ばうぜんたりじやうさま今日けふもお不快こゝろわるう御坐ございますか左樣さうけれどうも此處こゝがとしてするむねうちにはなにがありやおもおもひをられじとかことば
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
『はッ、拝承かしこまりまして御坐ござりまする。すぐ会計かいけいにそうもうしまして。』
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)