“天命”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てんめい60.0%
テンメイ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくくるしめる事是皆露顯ろけんの小口となりかの道十郎の後家お光がはからずうつたへ出る樣に成けるは天命てんめいの然らしめたる所なり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
わたくしが子ープルスのいへかへつて、なみだながらに良人をつと濱島はまじま再會さいくわいしたときには、弦月丸げんげつまる沈沒ちんぼつうわさ大層たいそうでした。何事なにごと天命てんめいあきらめても、本當ほんたうかなしう御坐ござんしたよ。
サレド人事ヲツクシテ天命テンメイタンコトヲ思イ、許シ得ル範囲ノ応急送信機及ビ受信機ヲ建造セルナリ。
壊れたバリコン (新字新仮名) / 海野十三(著)
王師オウシ天命テンメイアリ、ヨロシク外ニフセゲ——とは古来の鉄則かとぞんじまする。——事ただならずとは申せ、三軍はまだ健在ですし、金吾義貞も、前線にまかりおること。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)