“てんめい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:テンメイ
語句割合
天明87.8%
天命7.3%
天冥2.4%
転迷2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫切それきりたえ此落語このらくごふものはなかつたのでございます。それよりくだつて天明てんめいねんいたり、落語らくごふものが再興さいこういたしました。
落語の濫觴 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
わたくしが子ープルスのいへかへつて、なみだながらに良人をつと濱島はまじま再會さいくわいしたときには、弦月丸げんげつまる沈沒ちんぼつうわさ大層たいそうでした。何事なにごと天命てんめいあきらめても、本當ほんたうかなしう御坐ござんしたよ。
押し合い踏み合う味方の混乱もひづめにかけて、ただ右手めてなる鞭を絶え間なく、馬の尻に加えていた。身をたてがみへ打ちせ、眼は空を見ず、心に天冥てんめいの加護を念じ、ほとんど、生ける心地もなく走った。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
克己こっき復礼ふくれいを主眼とする孔子の教えも転迷てんめい開悟かいごを唱道する仏の教えも、神者愛也かみはあいなりと説くキリストの教えもみなこの目的に達するための種々の方便に過ぎぬ。
理想的団体生活 (新字新仮名) / 丘浅次郎(著)