“天冥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てんみょう33.3%
てんめい33.3%
テンミョウ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これこそ、まことに天冥てんみょうのお引きあわせだ。拙者せっしゃもこれよりすぐに、富士ふじ裾野すそのへむけて出立しゅったついたす、竹童ちくどうとやら、またいつかの時にあうであろう」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
押し合い踏み合う味方の混乱もひづめにかけて、ただ右手めてなる鞭を絶え間なく、馬の尻に加えていた。身をたてがみへ打ちせ、眼は空を見ず、心に天冥てんめいの加護を念じ、ほとんど、生ける心地もなく走った。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ココニ、今年七月十五日ノ生辰ショウシンヲ期シ、又モ十万貫ノ不義ノ財貨ヲヒソカニ都門東京トウケイヘ輸送セントス。天冥テンミョウアニコノ不義ヲ許スベケンヤ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)