“尺度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ものさし70.0%
しゃくど20.0%
さし5.0%
スケール5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十右衛門の訴えは何処までがほんとうで、政吉の申し立ては何処までがほんとうか、その寸法を測る尺度ものさしを見つけ出すのに半七も苦しんだ。
半七捕物帳:10 広重と河獺 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
などと自分自分の尺度しゃくどにあてがって、次期の蹉跌さてつを危ぶむ気もちも多分だったのである。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これもやはり大きな人は損をする訳で我々ごとき者が買いに行くと損です。そういう物を買いに行く場合には大きな人を雇って、そうしてむこうで尺度さしを取らして買うと大変得をする。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
「日本の地図では、いつも北海道を切り離して、尺度スケールを小さくして別に描いてあるので、いつの間にか皆に北海道を小さく思わせているのでしょう」
荒野の冬 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)