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『荒野の冬』
ふりがな文庫
『
荒野の冬
(
こうやのふゆ
)
』
北海道の奥地深く、荒野の冬の姿といえば、『カインの末裔』の描写を思い出す人が多いであろう。 鉛色の空が低くたれこめた下には、木も家も、吹きつけられた雪にただあだ白い凄気を帯びて静まりかえっている。そして一度吹雪が来ると、天地が白夜の晦冥とで …
著者
中谷宇吉郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「短歌研究」1940(昭和15)年11月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
尺度
(
スケール
)
惨
(
いた
)
温
(
ぬる
)
原野
(
げんや
)
槲
(
かしわ
)
襁褓
(
むつき
)
雑
(
まじ
)
馬橇
(
ばそり
)