“ござい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御在60.9%
御座30.4%
4.3%
御宰4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左様さよう御在ございます。身体からだは病後ですけれども、今歳ことしの春大層たいそう御厄介になりましたその時の事はモウ覚えませぬ。元の通り丈夫になりました。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
いいえわたくしは『中の部屋』のお戸棚とだな衣類きものを入れさして頂ければお結構で御座ございます」
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
江戸の治安を司る町奉行の驚きはんなだったでしょう。以前にも優して厳重に兇徒の行方を探がされたことは云う迄も無いことでございます。併し依然として行方が知れぬ。
赤格子九郎右衛門 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「近所の衆多勢の騷ぐのを聽いて、御宰ございの喜助が、驚いて門の中へ飛び込みましたよ」