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御座
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ござい
ふりがな文庫
“
御座
(
ござい
)” の例文
『だつて今日始めてでも
御座
(
ござい
)
ませんもの——勝野さんが
何処
(
どこ
)
かで聞いていらしツて、いつぞや其を私に話しましたんですもの。』
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
「
否
(
いいえ
)
、
私
(
わたくし
)
は『中の部屋』のお
戸棚
(
とだな
)
へ
衣類
(
きもの
)
を入れさして頂ければ
尚
(
な
)
お結構で
御座
(
ござい
)
ます」
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
「ハイ、見にやりませう。生憎只今は
何物
(
なんに
)
も
御座
(
ござい
)
ません時でして——野菜も御座ませんし、河魚も捕れませんし。」
伊豆の旅
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
『イヤ
全
(
まつ
)
たく
貴君
(
あなた
)
の物で
御座
(
ござい
)
ます、けれども
何卒
(
どう
)
か
枉
(
まげ
)
て
私
(
わたくし
)
に
賜
(
たまは
)
りたう
御座
(
ござい
)
ます』
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
『あれ——でも明後日は二十八日ぢやありませんか。別に可笑いといふことは
御座
(
ござい
)
ませんがね、私はまた月が変つてから
来
(
いら
)
つしやるかと思ひましてサ。』
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
僕
(
ぼく
)
も
一度
(
いちど
)
是非
(
ぜひ
)
お
國
(
くに
)
に
參
(
まゐ
)
つて
大島伸一先生
(
おほしましんいちせんせい
)
にもお
目
(
め
)
にかゝりたう
御座
(
ござい
)
ます。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
『丁度、行違ひに
御成
(
おなん
)
なすつたんでせう。』とお志保は
少許
(
すこし
)
顔を
紅
(
あか
)
くして、『まあ御上りなすつて下さいませんか、
此様
(
こん
)
な見苦しい処で
御座
(
ござい
)
ますけれど。』
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
信じなければ死んだ後で復た御互に
逢
(
あ
)
うことが出来ませんからッて——死んで極楽へ行く積りも御座いませんけれど、逢えませんでは心細う
御座
(
ござい
)
ますねえ……
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
私はつんつるてんの綿入に
紺足袋穿
(
こんたびばき
)
という
体裁
(
しこう
)
で、奥様に見られるのが何より気恥しゅう
御座
(
ござい
)
ました。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
座
常用漢字
小6
部首:⼴
10画
“御座”で始まる語句
御座候
御座所
御座船
御座頭
御座敷
御座候得共
御座元
御座入
御座升
御座形