“ひっき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
引切66.7%
引断26.7%
筆記6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうしてまたにわかの出来事に無数の悪魔が駈出して来た様な、にくにくしい土色した雲が、空低く散らかり飛び駈けって、引切ひっきりなしに北の方へ走り行く。
大雨の前日 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
綱を増したいかり引断ひっきられてしまい、唯一の帆柱でさえも、目通りのあたりから切り折られてしまった坊主船は、真黒な海の中で、跳ね上げられたり、打ち落されたり、右左にいいように揉み立てられ
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
予は従来筆記ひっきおきたる小冊を刊行かんこうし、これを菊窓偶筆きくそうぐうひつと名づけ世におおやけにせんと欲し先生に示したれば、先生これを社員しゃいんそれ等の事に通暁つうぎょうせる者に命じ