“白毫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びゃくごう75.0%
びやくがう15.0%
はくごう10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人はそれを伏し拝んで、かすかな燈火(ともしび)の明りにすかして、地蔵尊の額を見た。白毫(びゃくごう)の右左に、鏨(たがね)で彫ったような十文字の疵(きず)があざやかに見えた。
山椒大夫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
東大寺は常在不滅(じやうざいふめつ)、実報寂光(じつぱうじやくくわう)の生身の御仏と思(おぼし)めし準(なずら)へて、聖武皇帝、手(てづか)ら親(みづか)ら琢(みが)き立(たて)給ひし金銅十六丈の廬舎那仏(るしやなぶつ)、烏瑟(うしつ)高く顕(あらは)れて、半天の雲にかくれ、白毫(びやくがう)新に拝(をがま)れ給ひし満月の尊容も
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
その間に、父義朝や家人(けにん)の群(むれ)から迷(はぐ)れてしまったものであろう。わずか十間か二十間も隔(へだ)てると、もうお互いの姿も見えない白毫(はくごう)の霏々紛々(ひひふんぷん)なのだ。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)