“びゃくごう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白毫88.2%
白業11.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、その眉間みけん白毫びゃくごう青紺色せいこんしょくの目を知っているものには確かに祇園精舎ぎおんしょうじゃにいる釈迦如来しゃかにょらいに違いなかったからである。
尼提 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「……身につけている蛮衣はなんだ、螺髪らほつとはなんだ、眉間みけん白毫びゃくごうとはそもそもなんだ、なんじはいずれの辺土から来た頓愚だ、云え、仏とはそもなに者か」
荒法師 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
さもなくんば、白業びゃくごう黒業こくごう、さまざまな難をつつかくも百八人がつつがなく一堂に揃うようなことはないでしょう。ひとえに神明の加護によるものと私は思う
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
黒業こくごう白業びゃくごうも、自分たちのなすことはすぐうつしてみせるのである。彼女は、おそろしい気がした。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)