“螺髪”のいろいろな読み方と例文
旧字:螺髮
読み方割合
らはつ50.0%
らほつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だんだんと仕事の進むにつれて、大仏の頭部になってきましたが、大仏の例の螺髪らはつになると、一寸困りました。
暮れにけり露仏の螺髪らはつくろぐろと月あかりしてうづだかき肩
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「……身につけている蛮衣はなんだ、螺髪らほつとはなんだ、眉間みけん白毫びゃくごうとはそもそもなんだ、なんじはいずれの辺土から来た頓愚だ、云え、仏とはそもなに者か」
荒法師 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
仏の三十二相の第二は螺髪らほつ右旋うせん、その色紺青(『方広大荘厳経』三)、帝釈たいしゃく第一の后舎支しゃし、目清くして寛に、開いてあり、髪青く長く黒く一々めぐる(『毘耶婆びやば問経』下)。