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螺髪
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らほつ
ふりがな文庫
“
螺髪
(
らほつ
)” の例文
旧字:
螺髮
「……身につけている蛮衣はなんだ、
螺髪
(
らほつ
)
とはなんだ、
眉間
(
みけん
)
の
白毫
(
びゃくごう
)
とはそもそもなんだ、
汝
(
なんじ
)
はいずれの辺土から来た頓愚だ、云え、仏とはそもなに者か」
荒法師
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
仏の三十二相の第二は
螺髪
(
らほつ
)
右旋
(
うせん
)
、その色紺青(『方広大荘厳経』三)、
帝釈
(
たいしゃく
)
第一の后
舎支
(
しゃし
)
、目清くして寛に、開いて
媚
(
び
)
あり、髪青く長く黒く一々
旋
(
めぐ
)
る(『
毘耶婆
(
びやば
)
問経』下)。
十二支考:09 犬に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
螺髪
(
らほつ
)
はもともと熱帯地方のあのちぢれ毛の写実から起った彫刻的様式であったに違いないが、日本ではそういう意味を全部喪失して、ただ希有珍重な不思議としてのみあがめられた。
本邦肖像彫刻技法の推移
(新字新仮名)
/
高村光太郎
(著)
“螺髪”の意味
《名詞》
螺髪(らほつ、らはつ)
仏像に見られる、巻貝状に丸まった髪の毛。
(出典:Wiktionary)
“螺髪”の解説
螺髪(らほつ)は、仏像の丸まった髪の毛の名称。三十二相八十種好のひとつ。額の毛は白毫と呼ぶ。
(出典:Wikipedia)
螺
漢検準1級
部首:⾍
17画
髪
常用漢字
中学
部首:⾽
14画
“螺”で始まる語句
螺旋
螺鈿
螺旋形
螺
螺手
螺旋状
螺線
螺釘
螺蛤
螺鈿鞍