わが国古来の彫刻といえば殆ど皆仏像である。記紀上代の神々の豊富な物語はまるで彫刻の対象とならなかった。藤原期に及んで神像というものが相当に作られたが遂に大勢を成すに至らなかった。(大黒天は大己貴命だと世上でいうのは俗説である。)この点、オリ …
| 著者 | 高村光太郎 |
| ジャンル | 芸術・美術 > 彫刻 > 彫刻史 各国の彫刻 |
| ジャンル | 芸術・美術 > 彫刻 > 仏像 |
| 初出 | 「道統 第四巻第十号」1941(昭和16)年11月1日 |
| 文字種別 | 新字新仮名 |
| 読書目安時間 | 約11分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約17分(300文字/分) |