“行信”の読み方と例文
読み方割合
ぎょうしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この鑑真がんじん和尚にもう少し動きを与えたのが法隆寺夢殿にあるその創建者行信ぎょうしん僧都の木骨夾紵きょうちょ像である。如何にも傑物らしい風格が闊達に出ている。
本邦肖像彫刻技法の推移 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
荒廃のままに放置された斑鳩宮あとは、聖武しょうむ天皇の天平てんぴょう十一年、行信ぎょうしん法師の奏聞そうもんによって漸く復活した。現存する夢殿は幾度の補修を経てはいるが、このときの創建に成ったものといわれる。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)