“信行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のぶゆき80.0%
しんぎょう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その頃、林佐渡が、彼にあいそをつかし、信長の弟の信行のぶゆきを奉じて、織田家のあとに立てようとたくんだことがある。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
寺尾藤兵衛信行のぶゆきに伝えられ、藤兵衛から後は、寺尾郷右衛門と、新免弁助のふたりに相伝され、次第に幾派にもわかれて伝承されて行ったが、野田一渓種信は
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むしろ、嫁いでまもないうちに、良人と共に、良人の信行しんぎょうの道へ、こうして、忍苦をひとつにすることができた身を、しあわせとも、妻の大きな欣びとも、思うのであった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わっと、泣いて、師の上人へも、姫の父なる人へも、素裸すっぱだかな自分というものを目に見せてしまいたかった。そのうえで、今日までの、また今日以後の、自己の信行しんぎょうを語りたかった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)