信行のぶゆき)” の例文
その頃、林佐渡が、彼にあいそをつかし、信長の弟の信行のぶゆきを奉じて、織田家のあとに立てようとたくんだことがある。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
寺尾藤兵衛信行のぶゆきに伝えられ、藤兵衛から後は、寺尾郷右衛門と、新免弁助のふたりに相伝され、次第に幾派にもわかれて伝承されて行ったが、野田一渓種信は
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
信長の弟信行のぶゆきの臣が、叛乱を起した折も、信長の先手衆さきてしゅうに交じって行き、やいばも折れるような奮戦をした。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
先には、弟の信行のぶゆきが、林佐渡はやしさど美作みまさか謀叛むほんを計って、信長を困らせたが、その後また、今度は兄の信広が、美濃の斎藤と内応して、清洲城を乗っ取ろうとした事件がある。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
弟の勘十郎信行のぶゆきは、信長の寛大を、むしろ見縊みくびって
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)