“見縊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みくび94.0%
みく4.0%
みくびっ2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
敏捷びんしょうなお延は、相手を見縊みくびぎていた事に気がつくや否や、すぐ取って返した。するとお秀の方で、今度は岡本の事を喋々ちょうちょうし始めた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
仙人を見縊みくびるのは本意でないが、これくらいの仙人ならば、まだ山男にも勤まると思う。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
畢竟ひっきょう主人が少年書生と見縊みくびって金を恵む了簡であろう、無礼な事をするものかなと少し心に立腹して、真面目になって争う事があると云うような次第で
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)