“螺線”の読み方と例文
読み方割合
らせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女が一歩づつ最後の破綻はたんに近づいて行つたのか、病気が螺線らせんのやうにぎりぎりと間違なく押し進んで来たのか
智恵子抄 (新字旧仮名) / 高村光太郎(著)
初代広重ひろしげの名所絵にも残って居りますが、その頃の五つ目はほとんど郊外で、田圃たんぼの中に建って居る螺線らせん形のお寺は、なかなかに面白い恰好をして居ります。
その周囲にある円筒の表面の螺線らせん状の溝に沿って鋼鉄の針が動くようになっているものを造り、この針の動きにつれて振動板が動いて音を出すようにしました。
トーマス・エディソン (新字新仮名) / 石原純(著)