“らせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
螺旋88.0%
螺線10.7%
羅氈1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日か明日あすに運命が迫っているのに……など思い思い手捜てさぐりをして行くうちに、又一つの階段にぶつかった。螺旋らせん型になっているようだ。
冥土行進曲 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
初代広重ひろしげの名所絵にも残って居りますが、その頃の五つ目はほとんど郊外で、田圃たんぼの中に建って居る螺線らせん形のお寺は、なかなかに面白い恰好をして居ります。
この部屋は近頃まで印度インド学生が二人住まって、とうの長椅子の上にごろごろしていたのである。その時やす羅氈らせんの敷いてあった床に、今は畳が敷いてあるが、南の窓の下には記念の長椅子が置いてある。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)