“ねじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ネジ
語句割合
38.8%
26.1%
螺旋11.5%
5.5%
音締5.5%
捻子3.0%
1.2%
1.2%
捩子1.2%
捻釘0.6%
0.6%
0.6%
0.6%
0.6%
0.6%
螺子0.6%
螺施0.6%
螺牡0.6%
転手0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
琵琶海老尾に手をかけて、四つのをしきりと合せていた峰阿弥は、やがて、調べの音が心にかなうとやや顔を斜めに上げて
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
縄状熔岩がいたるところで縄のようにれあい、黒や鉄色や、赤味がかった岩が、垂直に無限の闇黒のなかへ逆落しになっていた。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「それが——、分らないんだ。番号札の一方の螺旋釘が外れていて、ぐらぐらと縦に揺れるもんだから、数字を読むことがまるで出来なかった——」
鳩つかひ (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
加うるに彼の性質は既にけ、剛腹で執拗であるから、長き牢獄生活に次第に兇暴になったのは敢て不思議ではない。
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
始まる時に何等の合図もなく、三曲のうちの何れかの一方が音締めをすると、期せずして他の二人が、それぞれの楽器を取り上げるのであります。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
捻子も注意して捲いていたから、多分大した時間の違いはなかろう。私は窓の諸戸に腕をまくって見せて、手真似で時間の合っていることを知らせた。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
落着いていたがれる時は近藤以上に荒れる。怨みはよく覚えていて、根に持っていつまでも忘れない。近藤はし土方は御ししと有司も怖れていた。隊長の芹沢は性質がことにけていた。
神山は体をりながら、帯の金時計を覗いて見た。
お律と子等と (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
日本でも見馴れた洋種の馬とここの馬の共通した栗毛の光った美しさは、捩子の利かない瓦斯にぼッと火の点くように、あたりの景色の美しさまで急に頭に手繰りよって来るのだった。
旅愁 (新字新仮名) / 横光利一(著)
どこへかくしていたのか、小さな捻釘廻しを硝子戸のへあてた。くるくると廻すと鋲はすぐに足元へこぼれる。二本、三本……そうして一枚の硝子戸をすことは三十秒の作業であった。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、トムは窓の外へ出て、捻釘廻しを彼らに預けた。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
生れ落ちてから畳の上に両足を折曲げて育ったれた身体にも、当節の流行とあれば、直立した国の人たちの着る洋服も臆面なく採用しよう。用があれば停電しがちの電車にも乗ろう。
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
色のまっ黒な、眼の大きい、口髭のあるミスラ君は、テエブルの上にある石油ランプのりながら、元気よく私に挨拶しました。
魔術 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ぶくりと黄色い大面のちょんびり眉が、女房の古らしい、汚れた半帕を首に巻いたのが、鼠色の兵子帯で、ヌーと出ると、ってもっても、と一所に垂れ下る髯の尖端を、グイと
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「そりゃ何より結構だ。……そうかい、いやにけてもいず、きみに邪慳でもないのだね。」
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
今少し辛抱しなくちゃいけない。今に一人前にしてやるから。これでを使うことは中々難しいんだ。頭がけないでしっかりしていないと鑽は真直にらないものだ。性根を
少年の死 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
支持(1)(1)ノ上端ニ、溝(10)(10)ヲ設ケテ、「ゴム」条ノ両端ヲ挿入シテ、木螺子(9)(9)ニテ締着シ、支持桿ニ穴ヲ穿
発明小僧 (新字新仮名) / 海野十三佐野昌一(著)
云い捨て懐中へ手を入れると一尺ほどの円管を出した。キリキリと螺施を捲く音がした。と、円管先から一道の火光が、煌々然と閃めき出た。
柳営秘録かつえ蔵 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
三味線の古い転手でわざわざ拵えさしたという象牙のパイプは、私の気に入った。純綿の単衣が、お寝間着にと届けられた時は、私はへんに惨めな気持ちになった。
祭りの夜 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)